私もこれに因んでブラジルをテーマに、はままつフラワーパークの大温室の夏展示をデザインさせていただきました。
といっても展示は5月28日から始まっていて9月25日までが期間ですので、ちょうど今が中盤です。
浜松市はブラジル人の人口が日本一高い街なんです(たぶん今も)。
そんな知られざるタイムリーな街だからこそ、来園者や浜松市民の皆さんにはこの機会にブラジルに親しみや興味を持ってもらえるような展示をしようと思いまして。でも、だれもが思い浮かべるサンバのお姉さんが踊るとか、サッカーとかは敢えて無しです。
植物もブラジルを中心に熱帯アメリカ原産のものをなるべく使っています。

正面奥に見える建物はリオのビーチに並ぶ売店の屋台をアレンジしたものです。花壇とあわせてビーチのにぎやかで元気な雰囲気を作りました。コパカバーナビーチを象徴する有名なペイビングパターンがあるのですが、ここの園路にももうすぐ現れると思います。

カーニバルを象徴したカラフルでにぎやかなオブジェ植栽。
プランターはカーニバルで使われている打楽器をモチーフにしました。リオ以外にもブラジルのあちこちでカーニバルは行われているんですって。次の写真にでてくるサルバドールの街では打楽器だけの演奏チームが街をパレードしたりする様ですごく格好イイんです。

そんなプランターに熱帯アメリカ原産の植物を寄せ植え。面白い色や形のものがいろいろあります。
背景に見えるのはサルバドールという世界遺産にもなっているカラフルで歴史的な街並みをイメージしました。

その一角のテラス。この写真だと一部しかみえませんが、この壁の上にもダイナミックな植栽をしました。

テラスの窓から見えるサンクンガーデン。真ん中のノットは分かりにくいですがブラジル国旗をアレンジしています。

大きな葉っぱのものをどーんと入れました。
じつのところ私もブラジルには行った事はないんです。が、ネット等で調べる以外に、実際にブラジルに行ってカーニバルに参加したことのある日本人の友人や、ブラジル人の友人からいろいろと情報を得られたり、ブラジル系スーパーマーケットから展示に使う小物を入手したりできたので幸いです。これも浜松ならでは、ですね。
ということで、機会があったら是非行ってみてください。7月と8月は入場料が無料です。
それに外は暑いけど、温室内はむしろそれよりも涼しいですよ。続き 〜その後ペイビングパターン完成!〜