2015年06月11日

モフモフ達の季節が・・・

数年前にお庭をデザインさせていただいたお客様のところに先日伺って改めて思ったのですが、5月下旬から6月上旬にかけてはモフモフ感のあるふわっとした植物、特に木々の花がきれいなんです。
じゃあ例えばどんなものがある?ということで、ご紹介。

最初はご存知の方も多いスモークツリー。ケムリノキとも呼ばれる落葉小高木です。
木々全体がボリューム感のあるふんわりとした花に覆われ、まさにスモーク=煙に包まれた様です。切り花としてもよく使われていますね。銅葉の品種やスモークが桃色がかった品種もあります。スモークはホントは花ではなく花のあとの姿です。
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お次はメディカルティートゥリー。
オーストラリア原産のメラレウカの一種です。殺菌作用のあるティートゥリーオイルを抽出する木ですね。葉をもむとスーッとした香りがします。白いふわっふわの花を株いっぱいに咲かせます。スノーインサマーという近縁種もあり、こちらも豪華に咲きます。
しばらくして花が散るときに綿毛のように飛んだりするので、それが気にならないところに植えるといいですね。
常緑ですが葉が繊細なので花がないときでもやさしい印象がします。剪定できますが放っておけば高さ6mくらいになると思います。暖地向き。
DSC_3938のコピー.jpg


最後のモフモフはスティパ テヌイッシマ。
これはイネ科の草、いわゆるオーナメンタルグラスです。
宿根草で、冬前に株元で刈り込んでおくと春から繊細でやわらかい緑の葉を再び茂らせます。大きくなっても高さ50~60cmくらいの宿根草なので、使いやすいグラスの一つです。フワフワの葉にさらにフワフワの花穂(わかりにくいですが、写真は穂のついた状態)をつけます。こぼれ種で増えますが抜くのに困るほどではありません。
DSC_0488のコピー.jpg

日本はちょっと残念な事に梅雨があります。この辺りも数日前に梅雨入り。
せっかくのモフモフ達も連日の雨にさらされてくるとべっちょりして美しい姿が見れる日は減り、そのうち終わってしまいます。気温も上がってきて蒸れますしね。
原産地ではもう少し長く堪能できるんだろうになあ。
でもどれも丈夫なので水はけの良いところに植えてあげれば毎年楽しめますよ。
posted by アウトドアルームデザイン at 17:55| Comment(4) | 草花たち
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