2014年10月27日

ビズ秋号

いつもの事ながら、すっかり間があいてしまいました。
現在発売中のガーデン雑誌BISES(ビズ)秋号に「浜名湖花博2014のデザイナーに聞いた、秋に植えるのにおススメの草花」みたいな記事が数ページあります。そのP118~119に当ブログでも何度か紹介した、主催者展示庭園として設計した「しずおかガーデン 彩園」がピックアップされて出ています。
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ガーデンパーク会場の草花修景設計を一緒にやったイケメンにーさん2人もその前のページに出てます。
じつはこの花博のガーデンパーク会場内の草花修景設計は私や彼らを含む数人のデザイナーでチームを組んでいて、場所ごとに担当を決めてデザインしました。だから、それぞれの場所には担当したデザイナーのいろんな思いが詰まっていたんですよ〜。
もともと良く知っている者同士ですが、一緒に仕事するのは久しぶりだったり初めてだったり。でもって一同に会することもそうそうなかったので、貴重な経験でした。

次号の発売の11月15日までは本屋さんにあると思いますので、よかったら見てみてくださいね。
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posted by アウトドアルームデザイン at 20:28| Comment(0) | 浜名湖花博2014

2014年07月30日

花博での草花デザインを振り返って 〜クスノキのおしゃれ並木〜

すっかり季節は真夏ですね・・・暑さやら湿度やらコガネムシやら、植物たちには試練の季節です。
私たちもそうですが、夏には髪をこざっぱりと切ると涼しさが違いますよね。花の咲く時期や花芽をつける時期などの性格を把握して行う必要がありますので種類にもよりますが、樹木や宿根草も切り戻すなり枝を空かすなり、こざっぱりとしてから夏を迎えさせてあげると蒸れや病気の防止になります。

さて、すいぶん間があいてしまいましたが久しぶりの更新です。
花博会場の写真をいろいろ撮ったのですがそのままになっていました。
先日講演をさせていただいたのですが、そのときのスライド用に花博で手がけた作品の写真をちょっとまとめたので、ブログでもすこしづつご紹介したいなと思います。
今回は一度以前のブログ(2014年4月23日)でも紹介しました「クスノキのおしゃれ並木」です。ヤーンボミング(yarn bombing)という毛糸を使ったストリートアートを木の幹に取り入れて、花壇と併せてデザインした場所です。
面積の1/3くらいが一年草で植え替えていますが、花壇の主役となっているものは秋のうちに植えておいた宿根草と球根で、主役の花がバトンタッチするように次から次へと伸び上がってくるようにデザインしました。一年草の花々が主役の花の色をぐっと引き立て空間をにぎやかにしてくれています。ポップで色鮮やかな雰囲気が来場者にも関係者にも好評でした。

まずは4月のオープン時
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そして4月の終わり
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5月半ば
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6月上旬
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と、こんな感じで6月15日の閉幕を迎えました。
posted by アウトドアルームデザイン at 15:18| Comment(0) | 浜名湖花博2014

2014年06月26日

ベランダガーデンのススメ

浜名湖花博2014も大盛況のうちに閉幕、しずおかガーデンも主催者庭園としての役目を終え、もとの芝地になりました。イベント展示の運命ですね。
しずおかガーデン他、デザインを担当した会場内の花壇の期間中の移り変わりの様子など、またおいおいここでご紹介していきたいと思っています。

今日はちょっと話題を変えて、ベランダガーデンについてお話したいと思います。

最近は私の住む浜松市では大きな分譲マンションが駅周辺に次々と建っています。他の地方都市も同様なのではないでしょうか。
で、最近のそういったマンションのベランダは結構ゆったりとした奥行きがあり、ちょっとしたガーデンを作るのには結構良い環境だと思うのです。なぜかと言うと、軒(つまりは上階のベランダ)が深いため、特に南側に面している場合には、日が高い夏の直射日光はあまり入り込まず、そして日が低い冬の日差しはベランダの奥まで十分に届きます。つまり夏は半日陰で冬は日向というわけです。しかもあまりジメジメしませんしね。この条件に合わせて植物を選んで配置すると、結構いろいろ楽しめます。
年中陽当たりを好むものを育てたい場合は動かせる程度のサイズの鉢で育てれば大丈夫です。
ただ、上の階ほど風が強かったりするので、ある程度安定感のある形状やサイズをお勧めします。多きな鉢や鉢を沢山置く場合は土を軽量のものにすると良いですね。

これは初夏のベランダ。カシワバアジサイとネペタ ’ウォーカーズロウ’
大きめのプランターに植えていますので毎年大きな花をつけます。花のあとは切り戻して、来年株が大きくなりすぎない様に調整します。
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そしてこれは春先のベランダ。ラナンキュラス ラックスの‘ミノアン’、‘テセウス’、‘アリアドネ’、それから下に咲いているのはビオラ フルーレット, なでしこ ‘うらら’。
ラナンキュラス ラックスは12月から4月末くらいまでよく咲き続け、陽の差し込む冬のベランダをグッと華やかに彩っていてくれました。
フルーレットは小花がとてもかわいいビオラで良く咲き続けます。‘うらら’ はしずおかガーデンでも活躍してくれた丈夫なわい性のなでしこです。どれも花期が長くてオススメです。
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欧米でも都市などで庭のスペースがあまりなかったり、アパート暮らしだったり、勾配のきついところに建っている家などではベランダをガーデンにして楽しんでいます。これは私の友人のイギリス人ガーデンデザイナーの家のベランダの一部。さりげないし広くはないけれど、なんだか素敵な空間になっていました。陽当たり抜群なので、乾燥にも強い植物が主に植わっています。
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posted by アウトドアルームデザイン at 12:00| Comment(0) | 草花たち